日本大学男子バスケットボール部は1946年（昭和21年）創部以来、関東大学選手権や関東リーグにて優勝を争い、全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)においても歴代2位の優勝回数を誇る強豪チームです。今回はコーチを務める城間修平さんに、バスケットボールにおけるインソールの活用についてお聞きするとともに、選手にもインソールを使ってみた感想をお聞きしました。

選手のコンディションづくりで大事にしていること

日本大学男子バスケットボール部が練習で重視していることを教えてください。

城間さん：日本大学男子バスケットボール部では、全員で一緒にハードワークしていくということを重視しています。オフェンスもディフェンスもみんなで行い、全員で戦うという姿勢です。一人に頼らないバスケットボールをずっと大切にしています。

城間修平コーチ

ケガとの向き合い方などで大切にしていることはありますか。

城間さん：一人に頼らないということはつまり、誰かがコンディションが悪くて抜けたとしても、みんなでそれをカバーするだけのチームワークが必要です。その前提として、一人ひとりの身体のケアがしっかりしていることが求められます。特に練習の後の日々のリカバリーがとても大事になってきます。

ウォーミングアップやクールダウンを重視しているのでしょうか。

城間さん：そうしたことを練習前や後に丁寧にやることはもちろんですが、それだけではなく、例えば練習強度・負荷の掛け方や、アイスバス等を行うこと、食事に気をつかうといったことも含めて総合的に考えることが大切です。さらに学生にとっては部活動以前に、授業も含めた学校生活が重要ですから、練習の疲れはその日のうちにしっかり取って明日につなげるということを意識しています。

バッシュやサポーター、インソールなどのアイテムに関しては、どうされていますか。

城間さん：選手へのアドバイスはもちろんしますが、基本的には各自に任せております。選手のプレースタイルや身体のつくりはそれぞれですから、選手自身が選んでいます。

バスケットボールにおけるインソールの必要性はどう思われますか。

城間さん：バスケットボールという競技は、走ったり、止まったり、飛んだりと複合的な動きが特徴的なスポーツです。ジャンプも真上だけでなく、横に飛んだりと、複雑な動きをするからこそ身体のバランスが大切となってきます。そういった理由で、インソールが足元から身体のバランスを支えてくれる機能に期待しています。

また、足の形やアーチの高さは選手により様々です。その個性に合わせて足元を支えることは、プレーの質にも関わってくるのではないでしょうか。実際に、インソールの効果を実感しているという声を選手から聞くこともあります。

選手の声

今回は複数の選手にザムスト Footcraft AGILITY GRIP を３週に渡って試していただきました。 Footcraft AGILITY GRIP は、足裏のアーチを支え、足部アライメントを適切にサポートするスポーツインソールの特徴に加え、優れたグリップ性能のトップコートにより、スムースなターンや切り返しを導くことを目的に開発されたスポーツインソールです。

選べるアーチタイプで足にフィットした

今回ミドルタイプを試してみました。自分はクセのある足の形で親指の付け根などにタコができやすいのですが、その原因が和らいだ気がします。自分の足にフィットして違和感がありませんでした（奥浜選手）

衝撃をやわらげる印象

ロータイプを使いました。これまでプレー中に足の裏が痛くなることが結構ありました。走っているときに少しズキズキするような痛みですが、インソールを使用してみたところ、その痛みを感じませんでした。（鈴木選手）

安心感を得るために

普段からインソールは使っています。きっかけはスポーツ店からのおすすめでした。足元の安心感が得られることで思い切ったプレーができるようになりました（山田選手）

インソールを使うようになったきっかけは高校時代にねんざをしてからです。病院のすすめで型をつくりました。自分はむしろシューズを重視していますが、インソールによる心理的な安心感というのは確かにあると思います（泉選手）

グリップ感がプレーにつながりそう

バッシュとのフィット感を感じました。インソールを入れる前は、バッシュの中で靴下が滑るような感覚をいつも抱いていました。今はそのイメージがなくなり、バッシュと足との一体感を得られるようになりました。動きやすさを実感しているのでこれからも使おうと思います（新井選手）