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ZAMST Online

痛みのある腰・骨盤を支えるサポーターと選び方

ZAMSTオンラインジャーナルの記事「慢性的な痛みを抱えてスポーツを続けていませんか!? スポーツトレーナーに聞くサポーター入門① 腰編」でもご紹介した通り、スポーツを楽しむ人が慢性的な痛みを抱えやすい代表的な部位が腰。今回は、腰サポーターの選び方と、腰サポーターを使った簡単なエクササイズも紹介します。

腰用サポーターの3つの機能

スポーツ中の動きにより、腰痛を引き起こすことがあります。腰を守り、負担への軽減やケガの予防対策に腰サポーターはおすすめです。腰のサポーターは、[①腹腔圧上昇効果 ②後屈抑制 ③仙腸関節の安定] という3つの主な機能により、腰をサポートします。

腰用サポーターの選び方

腰用サポーターは、まず骨盤をサポートしたいのか、それとも腰全体をサポートしたいのかで選びます。

 

今回は、どの商品にしたらよいか迷った時におすすめのスタンダードモデルとしてのZW-5と、固定力を追求したシリーズ最強モデルであるZW-7、それから骨盤のサポートに特化したベルヴィロックをジャーナルスタッフの一人が改めて試してみました。

ZW-5とZW-7

「ZW-5は何度か使ったことがありますが、さすがスタンダードモデルだけあって腰がしっかり支えられているのに動きやすく、競技をあまり限定せずに使えます。一体型補助ベルトで腹腔圧上昇効果を調整することができるのですが、体幹を意識した動きをしたい時など、トレーニングによって気軽に調整できるのもうれしいです。」

 

「そしてZW-7はサポーターの丈も長く、いかにも頼もしく腰を支えてくれそうです。 私はZW-7を使用したことがなく、動きやすさが気になっていましたが、試してみると充分動きやすいですね。バスケのドリブルでも違和感はありませんでした。後ろに大きく反るような動作が少ない競技であれば問題ないのではないでしょうか。過去に腰を痛めたことのある私は、安心感という意味でZW-7がとても気に入りました。」

ZW-7の背部を広く支えてくれる立体構造の3Dバックパネルの存在感。頼もしいです。
最強の固定力のZW-7でも、動きがそれほど制限される感じではありませんでした。しっかり支えてもらっている安心感があります。

ペルヴィロックダイヤルタイプ

「ベルト幅も小さく、動きやすさに定評があるペルヴィロックですが、期待にたがわず回旋も前屈も、ジャンプでも違和感を感じません。それでいて、ダイヤルをカチカチと締めることで実感できる骨盤へのサポート力は予想以上です。骨盤が原因で腰の不安を感じる方にはおすすめです。手軽さという意味では、運搬時やスポーツ以外のシーンにも活用できそうです。」

ペルヴィロックは前屈しても動きを妨げません。ダイナミックな動きにも対応してくれます。
カチカチと回すだけで締め付けの強さをコントロールできます。緩めるときはつまみを回すのではなく、外側にひっぱります。
骨盤専用サポート
ペルヴィロックダイヤルタイプ
(骨盤専用サポーター)

骨盤をしっかり安定させることで、骨盤への負担や腰の不安感を軽減が期待できます。ダイヤルを回して締めることで、サポート力の調整が簡単にでき、腰椎の土台のグラつきを抑えます。ベルト本体の幅も狭く、前屈や回旋の動きがしやすいためゴルフにもおすすめです。
ソフトサポート
ZW-3 ZW-4

腰に少し不安を抱える方や、軽いスポーツ中心で日常生活にも使用したい方にはソフトサポートが適しています。薄さと軽さを重視した快適な装着感のZW-3、 軽量かつ速乾性にすぐれたZW-4があります。登山やフィッシング、アウトドアにもおすすめです。
ミドルサポート ZW-5
ハードサポート ZW-7

激しい動きを繰り返すスポーツで使用したいなら、ミドルサポートのZW-5が良いでしょう。固定力と動きやすさを両立させたスタンダードモデルです。

固定力を重視したい場合はシリーズ最強モデルのZW-7をおすすめします。ZW-5の機能に加え、2枚構造の補助ベルトや、更に広範囲の背部のサポートで、腰部の安定感を高めます。

腰用サポーターを使った簡単エクササイズ

さらに今回は、腰サポーターを着用し、腰部が安定された状態で出来るおすすめの体幹トレーニングをトレーナーの遠山健太さんに教えていただきました。

遠山:

体幹トレーニングとして重要だと言われる中臀筋のエクササイズの一つを紹介したいと思います。一見簡単そうにみえますが、腹腔圧が上がっていないと腰部が不安定になるため、実施が難しいエクササイズです。サポーターで腹腔圧をあげていることでやりやすくなります。サポーターが腰を支える効果も実感しやすくなるでしょう。

  1. このトレーニングでは足首のまわりに30cm程度のエクササイズ用のバンドをつけます。
  2. 腰とヒザをわずかに曲げたまま、横に歩きます。このエクササイズを行うときは、腰に手をあて、体幹を横に傾けないようにしてください。
  3. 2~3歩横に移動したら、逆サイドにも移動してください。動作中、背中が丸まりやすいので胸を張っておくことが重要です。 この動きができない場合は、無理にやろうとせず、まずはウォーキングやジョギングなどの運動を実施し、普段の活動量を増やすことからスタートしましょう。できるようになったら両手をあげてバンザイの状態(負荷なし)で同じ動作を行い、さらにレベルアップするにはバンザイの状態でバー等を両手で握って行います。バンザイの姿勢の時はヒジを伸ばし、肩と腕が耳の真横に常にあるように心がけましょう。
  4. ある程度できるようになったら、サポーターを外して実施できるようにしてみましょう。

トレーナー:遠山 健太さん
ワシントン州立大学教育学部卒業。順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科修了。株式会社ウィンゲート代表取締役。全日本モーグルチームのトレーナーとして、トップアスリートのトレーニング指導に携わってきた一方で、子どもの運動教室「ウィンゲートキッズ」のプログラムを開発するなど、子どもの体力向上についての研究も行っている。家族体力測定イベント「マイスポ」で第11回健康寿命をのばそう!アワード(生活習慣病予防分野)の企業部門において、スポーツ庁長官優秀賞を受賞。著書に、『るるぶKids こどもの運動能力がぐんぐん伸びる公園 東京版』(JTBパブリッシング)、『わが子の運動神経がどんどんよくなる本』(学研プラス)などがある。

この記事で紹介した商品

  • ザムスト ペルヴィロックダイヤルタイプ
    (骨盤専用サポーター)
    ダイヤルで骨盤を安定させるショートタイプ
    ダイヤルで骨盤を安定させるショートタイプ
    商品を見る
  • ザムスト ZW-3
    (腰用サポーター)
    薄さと軽さを追求したライトタイプ
    ZWシリーズ最軽量モデルで、腰全体をやさしくサポート。 本体伸縮部に薄さと軽さにこだわった素材を採用し、快適な装着感を実現します。
    商品を見る
  • ザムスト ZW-4
    (腰用サポーター)
    通気性重視のメッシュタイプ
    ZWシリーズの中で最も通気性に優れ、腰全体を快適にサポート。本体内側に汗を素早く蒸散させるクールマックス® ファブリックを採用。
    商品を見る
  • ザムスト ZW-5
    (腰用サポーター)
    スポーツに適したスタンダードタイプ
    動きやすさと固定力でスポーツ時の動きをサポート。 3Dバックパネルにより、高い固定力と快適な装着感を両立しました。
    商品を見る
  • ザムスト ZW-7
    (腰用サポーター)
    固定力重視のハードタイプ
    ZWシリーズの中で最も高い固定力で、腰全体をしっかりサポート。 3Dバックパネルと2枚構造の補助ベルトにより、高い固定力を実現しました。
    商品を見る

関連商品を利用しているトップアスリート

  • BIPROGYバドミントンチーム(バドミントン)

    契約チーム

    2010年に日本リーグ史上初の男女同時優勝を達成した、日本バドミントン界を代表するチーム。2000年のシドニーオリンピックから2021年の東京オリンピックまで6大会連続で代表選手を輩出している。

腰の痛みについてより深く学びたい方へ

各痛みに関するドクターによる症状解説、トレーナーによる対処法解説がアーカイブ化されています。
※サポーターの使用によりこれらの症状に効果があるわけではありません。