バレーボールにおけるサポーターの活用について|選手によるインプレッション
今回はバレーボールでよく使われているサポーターについて、日本体育大学男子バレーボール部のみなさんに具体的な使用感をインタビューしました。
日体大男子バレー部における、選手のコンディションづくりへの思いがよく分かるインタビューはコチラ
バレーボールにおけるサポーターの活用について|日本体育大学バレーボール部
ヒザサポーター
バレーボールで多いケガとしては、ジャンプを繰り返すことで、ヒザに負担がかかり、膝蓋靱帯を痛めるジャンパー膝などが知られています。また膝蓋靱帯と脛骨のつながっている部分が剥がれたり、炎症を起こすことで発生するオスグッド・シュラッター病は、成長期の男子選手が患うケースが多いとされています。その他にも急停止や方向転換といった動きの際にヒザをねじったり、ヒザ下の後ろから強い衝撃を受けることで発生する前十字靱帯損傷といったスポーツ外傷のリスクもあります。プレー中にヒザを守ることと、ケガ予防や再発防止のため、ザムストのヒザサポーターには、競技や症状の度合いに合わせた豊富なラインナップがあります。
選手の声
衝撃を和らげるために
昔オスグッド・シュラッター病になったことがあります。今は手術をして良くなりましたが、その当時はお皿の下をささえるJKバンドを使っていました。最初こそ違和感がありましたが、慣れてくることで気になるところにつけられる安心感を得られるようになりました。やはり選手として、高く飛びたいという思いがあるので、そのためにも、着地の時の衝撃を和らげたいですね。(阿部選手)
着脱がかんたん
以前はテーピングでヒザを保護していましたが、サポーターはひざ全体が覆われるのでサポート感がありますね。着脱も楽です。テーピングにも利点はたくさんありますが、一方で、汗で剥がれやすくなり、何度も貼りかえるので消耗も激しいという欠点があります。また、サポーターはテーピングよりもデザイン的にかっこいいのがいいですね(吉村選手)
怖さがなくなる
ヒザサポーターも腕のスリーブもザムストを使っています。 テーピングとは用途によって使い分けています。テーピングを巻いてその上にサポーターもつけてプレーすることもありますね。テーピングは特定の場所だけのサポートですが、サポーターは、違う部分を含めて全体をカバーできる点が良い点です。自分は、サポーターをつけることでヒザをつくのも、思いっきり打つのも怖さを感じません。テーピングもサポーターも大胆な動きで自分のプレーを楽しむためのアイテムですね。 (平田選手)
足首サポーター
バレーボールに限らず運動・スポーツ中のケガで最も高い割合を占めるのが足首捻挫です。
( 足首捻挫に関する記事はコチラ)またジャンプの繰り返しによってアキレス腱付近のストレスが増えることによる、アキレス腱の炎症なども起こりやすいケガの一つです。バレーボールでは、内反の動きを抑制するA1や、内反・外反の動きを抑制する、シリーズ最強モデルのA2-DXが人気です。
選手の声
捻挫をきっかけに
足首はふだんA1ショートを使っています。過去に捻挫をしたことをきっかけに予防としてつけるようになりました。(平田選手)
フルパフォーマンスに向けて
自分も捻挫をしたことがあり、テーピングを使っていました。今はサポーターを主に使っています。それぞれ利点があり、テーピングは特定の場所の締め付けを調整できます。一方で着脱のしやすさや、長時間同じ強度でサポートできるという点でサポーターは気に入っています。サポーターを着けている時と着けていない時は安心感が異なり、片足着地などの不安もやわらぎますね。早くケガをする前の、自分のフルパフォーマンスを発揮したいと思っています。(安原選手)
コンプレッションスリーブ(アームスリーブ/カーフスリーブ)
バレーボールやバスケットボール等のジャンプ系のスポーツでは、着地時の衝撃は足や腕に伝わり、そのたびに筋肉は無駄に振動してしまいます。この無駄な動きを抑制しようと、筋肉が無意識に動いてしまい、結果的にスタミナロスにつながってしまいます。この無駄な動きを抑えるために圧迫機能のあるスリーブが役立ちます。またザムストのスリーブには、暑い時は効果的に汗を蒸散して体温の過度な上昇を防ぎ、寒い時は生地が汗を保持して気化熱に体温低下を抑える機能がついています。そのため暑さ対策などにスリーブを愛用している選手も多いようです。
選手の声
汗対策にもなる
普段スリーブをつけているのは、汗によってボールが滑ってしまうのを防ぐという理由もあります。特に2本目のセットで滑るのを防ぎたいと思って使っています。例えば滑っただけでトスがミスってしまう、スパイクに失敗することがあるので、それを防ぐためにアームスリーブを使っています。(中島選手)
フィット感も重要
夏は汗で滑らないようにするためにつけています。フィット感があって、手触りも良いことが重要ですね。自分は基本的に両腕につけています。(矢島選手)
この記事で紹介した商品
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- ザムスト JK-1
(ヒザ用サポーター 左右兼用) - 成長期のヒザのトラブルに
- 成長期の小学校高学年から高校生向け。ヒザ全体をホールドし、負荷を軽減します。
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- ザムスト ZK-MOTION
(ヒザ用サポーター 左右兼用) - サポート力と動きやすさを両立した万能ニットモデル
- 耐久性とフィット性を兼ね備えたNDXニット、左右のグラつきを抑制するファンクショナルステー、動きに追従し、安定感を高める3Dリングパット。3つのパーツが相互に機能することでサポート力と動きやすさの両立を実現しました。
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- ザムスト ZK-PROTECT
(ヒザ用サポーター 左右兼用) - ザムストヒザシリーズ最強モデル
- 前方・左右のブレを抑えるサポート力最強モデル
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- ザムスト FA-1
(足首用サポーター 左右兼用) - 足首の軽い圧迫・保護に
- 足首を手軽にホールドする保護用サポーター。シューズの中でかさばらないよう、薄さにこだわって設計しました。
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- ザムスト A1ショート
(足首用サポーター 左右別) - 内反の動きを抑制
- 丈が短く、より動きやすさを求めたタイプ
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- ザムスト A1
(足首用サポーター 左右別) - 内反の動きを抑制
- 長くてサポート力の強いタイプ
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- ザムスト A2-DX
(足首用サポーター 左右別) - 足首の内反・外反の抑制に
- 内反だけでなく、外反も抑制。足首をしっかり固定します。
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- ザムスト プレシオーネ アーム
(腕用スリーブ 両腕入り) - 追求したフィット感。"ひとつ上"の機能を兼ね備えたランニング・ギア
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足や腕の痛みについてより深く学びたい方へ
各痛みに関するドクターによる症状解説、トレーナーによる対処法解説がアーカイブ化されています。
※サポーターの使用によりこれらの症状に効果があるわけではありません。
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- 足関節捻挫 / Ankle sprain
- 足関節捻挫(靱帯損傷)はスポーツによる急性外傷としては最も頻度が高く、かつ重症度の高い障害ですが、軽視され慢性化する場合が多いので注意を要します。
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- ジャンパー膝 別名:膝蓋腱炎(靱帯炎) / Jumper's knee/Patella tendinitis
- ジャンパー膝とは名前が示すごとく、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地動作を頻繁に行ったり、サッカーのキック動作やダッシュなどの走る動作を繰り返したりするスポーツに多くみられる、オーバーユースに起因する膝のスポーツ障害です。
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- 半月板損傷 / Meniscus tear
- 半月板損傷は、ジャンプの着地やストップ&ターンでバランスを崩したときに起こり、内側側副靱帯や前十字靱帯の損傷を伴うケースが多い。
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- オスグッド病 (オスグッド・シュラッター病) / Osgood-Schlatter disease
- オスグッド病では、ジャンプ動作での膝屈伸時や、ダッシュやキック動作によって脛骨結節部が強く引っ張られ、同部がはがれたり炎症を起こしたりして痛みが発生する。